耳あて付きロシアン帽の作り方
先日作った犬のコート(人間のコートからリメイクして作る犬のコート)で使った生地が残っていたので、手元にあったファーを合わせて帽子を作ることに。
今年の冬は特に寒くなる、という恐ろしい話を聞くので、「寒さに強いもの→ロシアン帽」の単純なイメージで、ロシアン帽にしました(笑)
ロシアン帽もいろんなタイプがあるけど、私は外で耳が寒くなると頭痛がするので、耳あて付きのものにしました。
必要なもの
- ウール生地(今回は余り布を使っています)
- ファー生地(今回はフェイクファーを使いました)
- 布用はさみ
- まち針
- ひも
- 厚紙(型紙用)
作り方
1:頭周りのサイズを測ります。私は頭周りが57cmでした。女性の一般的な頭周りは56~57cmなので、一般的な大きさになります。出来上がりサイズは少し大きめの58cmにしました。
2:型紙を作ります。型は図のようなサイズで作りました。
型紙を使って生地から型を取ります。縫い代は1~1.5cmほど取っておきます。
3:ウール生地から、トップ用の長方形を4枚、半円を4枚、L字を2枚、フロントパーツを1枚。写真にはないですが、ウール生地でL字を2枚、フロントパーツを1枚ずつ取ります。
ポイント:柄がある場合は、この時点で柄を合わせて型を取ってください。
4:同じ色の矢印の部分を縫い合わせます。縫う際は表合わせに合わせ、裏からミシンをかけます。
5:縫い合わせたところです。カーブ部分に切り込みを入れておきます。(写真では裏に芯を張っていますが、芯なしでOKです。)
6:同じようにもう一組縫い合わせ、表用を表に返します。表用と裏用を重ねます。これで頭パーツが完成しました。
7:耳あてパーツを表合わせにして重ね、矢印の部分を縫って繋げます。
8:耳あてパーツを縫います。表合わせで合わせ、赤丸で囲ってあるところの内側に、紐を挟んでおきます。
9:矢印の箇所をミシンで縫います。
10:ファーを縫った箇所に、ファーが縫い目の中に挟まっているので、先が長いもの(ペンなど)で挟まっているファーを出します。
11:縫い終わったら全て表へ返します。これで全てのパーツが出来上がりました。次にこれらを繋げていきます。
12:頭のパーツの表と裏の間に挟むようにして、フロントパーツと耳あてパーツを取り付けます。
(写真は、どこにどのパーツを付ければいいか分かりやすくしたものです。)
13:頭パーツの縫い代部分を、斜めにカットしておきます。切り口を折り込むようにして、ピンで留めます。
14:外側も同じように折り込んで、ピンで留めます。全てピンで留め終わったら、仮縫いをしておきます。仮縫い用の糸(無い場合はボタン付け用の糸)で、頭周りをぐるっと仮縫いします。
※この仮縫いをしておくと、次の工程のミシンで縫う際に楽です。また仕上がりをキレイにすることができます。
さて、あと少しです!
仮縫いが終わったら、ピンを外してミシンで縫います。
15:先ほど仮縫いをしておいたところを、ミシンで縫います。この部分はとっても厚くなっているので、糸が絡まないように気をつけながらゆっくり縫います。
ポイント:もし何度やっても糸が絡まって縫えない場合は、裏にワックスペーパーを敷いて、一緒にミシンで縫うと良いです。布が動かしやすくなり、糸も絡まりにくくなります。
16:フロントパーツをオデコの位置に留めます。ボタンを付けて、付け外しができるようにしても良かったのですが、きっと外すことは無いと思い、針と糸で縫いつけました。
これで完成です。
かぶった感じはとっても暖か。というか、室内だと暑すぎるくらい。これで極寒でも大丈夫♪
ちなみに織りの向きが合ってないのは、余り布で作ったからです・・。布を縫い合わせて使っているところもあるので、そこら辺はあまり見ないでください。(笑)
うちの犬にお揃いのコートを着せて、お散歩できるのが楽しみです♪♪