自分でできるズボンの裾上げの仕方(カットバージョン)
今日は自宅でできるズボンの裾上げの方法をご紹介します。裾上げはわざわざお店に出さなくても、コツさえつかんでしまえば自宅でも簡単にできます。
通常お店などでお直しを頼むと、お店によって出来上がりが1週間~10日ほどかかり、場合によっては費用がかかる場合があります。特に頻繁にズボンの丈直しをする人は、自分でできるとお直しに出す手間と時間が省けるので良いですよ。
ということで今回は私がやっているズボンの裾上げ方法と、ちょっとしたコツをご紹介します。
必要なもの
- お直し用のズボン
- ミシン
- チャコペン
- 裁断バサミ
- ミシン糸(ズボンの色に合わせたもの)
ズボンの長さを決める
ズボンを履いて長さを調節します。位置的には丁度くるぶしに当たるくらいの位置、もしくは靴を履いた時に短くならないように、かかとギリギリくらいの位置が理想です。ジーンズの場合は洗った際に少し縮むことがあるので、気持ち長めにしておくと良いでしょう。
位置が決まったら、カットする位置を折り返してピンで留めておきます。
※ピンで留めるのは片側だけです。
裾上げの仕方
1:あらかじめカットする長さを決めておいたズボンを、ピンが付いたまま裏返します。股のところで半分に折り、ピンで留めてある側を手前、長い側を下にして、左右をピッタリ合わせるようにして置きます。
2:チャコペンと定規を使って、あらかじめピンで折っておいた出来上がり位置に引きます。この際にピンで内側に折られている手前のズボンにも、折られている面に対してチャコペンで出来上がり線の印を付けておきます。
3:縫い代(ここでは2.5cm※)を残して長い側をカットします。ここでは出来上がりのスティッチ位置を縁から1cmにしたので、縫い代を2.5cmほど取りました。(0.5cm分はズボンの厚み用です。)
ジーンズのような厚みのあるズボンには、二重に折り込む際に生じる厚み分を入れておきます。厚みのないズボンには厚み分が必要ないので、スティッチを1cmにする場合は縫い代は2cm、1.5cmにする場合は3cmとなります。
4:ピンで留めてあった側からピンを外して内側に折り込まれている部分を出し、ズボンを上下返して同じ位置でカットします。
5:縫い代の下処理をします。折り返した際に縫い代部分が厚くなってしまうので、斜めにカットしておきます。この処理をしておくと、厚みの出る部分を抑えることができます。
6:内側に三つ折りにして折り返しピンで留めます。折り返した縁をミシンで縫います。縫い目は3~3.5cmが理想です。
※ポイント:縫い代に近い部分(一番厚い部分)から始め、針が落ちないように焦らずゆっくりと縫っていきます。厚い部分は無理にミシンで進めず、手ではずみ車を回すなどして進めると上手くいきます。
両方とも同じように行い、最後にアイロンをかけて完成です。
このジーンズはシワが寄ってますが・・・(笑)
ズボンの裾上げは、コツを掴めば数十分ほどでできるようになりますよ。
お店に出すのがもったいないくらい簡単にできるので、ぜひマスターしちゃいましょう。