拾ってきた松ぼっくりの下処理の仕方
この時期、子供と近くを散歩した時に松ぼっくりを拾って来るのですが、今回も大量に拾って来ました。



見た目がキレイなのだけ残して、後は子供の遊び用に。

松ぼっくりは、拾ってきたそのままだと汚かったり中に虫が入っていたりするので、クラフト等に使う前には下処理をした方がいいです。
松ぼっくりの処理の方法
松ぼっくりの下処理の方法は色々あるようですが、うちではオーブンを使っています。
この方法だとマツヤニの除去やカビの繁殖も抑えられます。
必要なもの
- 松ぼっくり
- 固めの粗いブラシ(歯ブラシなど)
- オーブン天板
- パーチメントペーパー
1.硬めの粗いブラシで松ぼっくりの汚れを払い落とします。

2.ブラシでは取りきれない汚れは、水洗いします。松ぼっくりは水に濡れると笠が閉じるので、水で洗う時は少ロットずつ、なるべく手短に少しずつ洗うといいです。

バケツなどにぬるま湯と少量の洗剤を入れて、歯ブラシなどで擦るようにして汚れを落とします。
素早く洗い、タオルなどで水気を切って1〜2日ほど乾かします。急いでいる時は、しっかりと水気を切ってそのままオーブンに入れてもOK。
濡れて笠が閉じてしまっても、乾燥させればまた開きます。
3.オーブンの天板にクッキングシートを敷いて、重ならないように松ぼっくりを並べます。
松ヤニが付いている場合はここで流れ落ちるので、必ずクッキングシートか、無ければアルミホイルでもいいです。必ず何か下に敷いてください。

4.オーブンで200℃で約30分程焼きます。

松ぼっくりは焦げることもあるので、必ず時々チェックしながら行ってください。煙が出てきたりしたら、時間にならなくても中断して換気します。
濡れたまま笠は閉じていても、この時点で開いてきます。
5.オーブンから出したら冷まします。完全に冷ましてからクラフトなどに使用してください。

きれいに見える松ぼっくりでも、こうやって虫が隠れていたりするので、下処理は手間ですがやる価値はあります。
子供が触ったり室内で使うので、しっかりと下処理してから使いたいですね。

拾ってきた松ぼっくり。松ぼっくりだけで、こんなに種類があります。
右側の大きなのはオウシュウトウヒ (Norway spruce)の松ぼっくり。長くてしっかりしてます。たぶん右から2番目のはその赤ちゃんで、まだ少し柔らかいです。
そして一番左側の小さいのはカナダツガ (Eastern hemlock)の松ぼっくり。世界最小の一つだそうです。
左から2番目のはヨーロッパカラマツ (European larch)の松ぼっくり。左から3番目のはその笠が開いたものだと思いますが、確かではありません。
他にも松ぼっくりのクラフトがあるので、そちらもチェックしてみてください。