コの字とじ(はしごかがり/渡しまつり/ラダーステッチ)の縫い方
基本の縫い方「コの字とじ」です。はしごかがりや渡しまつりとも呼ばれます。
英語ではladder stitch(ラダーステッチ)とかladder hem stitch(ラダーヘムステッチ)などと呼ばれます。
縫い目が表から見えにくいので、開き口を閉じる際に使うことが多いです。
小物やぬいぐるみなどを作っていると、かなり高い確率で使用することになります。
この縫い方を覚えておくと応用範囲が広がりますよ。
手順
両端を折り込むようにして表面を上にし、布の裏側から針をいれます。布に対して針を直角になるように入れ、反対側の輪をすくいます。
同じようにして2~3mmほどの間隔で輪の部分をすくっていきます。
最後に玉結びをして留めます。糸を切る前に、もう一度反対側の布をすくいます。
切れない程度に糸を強く引っ張ると、玉結びが布の中に入ります。玉結びが隠れた後、強めに糸を引っぱり、余分な糸をハサミでカットします。(強めに糸を引っぱっることによって、糸が伸びたところをカットするので、カットした後は糸が自然に戻って中に入り見えなくなります。)
左が閉じる前、右が閉じた後です。縫い目が見えません。
ポイント:一針ずつ糸を引いて閉じるようにするとキレイに仕上がります。
縫い終わった後は、布の引きつりなどを手で引っぱるなどして調節して慣らすと、手縫いの違和感が無くなりますよ。